私の小さい頃と司馬遼太郎

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先ほど思うことがあり、ちょっと色々思い出したので書く。
忘れないと思うが忘れてしまっては困るのだ。

今回は個人的な思い出話なので、長くなるので興味がなければ見ないことを薦める。
内容は「私の思い出の中の司馬遼太郎」。
そして今の龍馬ブームについての所感。

もう20年以上、前の話。
私は東大阪にある、布団屋を営む母方の祖父の家に毎週訪れていた。
祖父は初孫の私をとても可愛がってくれており、毎週公園に連れて行ってくれていた。
公園で祖父と遊ぶのは、私の週末のとても楽しい事の一つであった。

司馬遼太郎に通じている方は良くご存じと思うが、司馬遼太郎の家は東大阪は小阪にある。
私と祖父がよく遊んでいた公園は、八戸ノ里公園である。
彼の家との距離は500m程だろうか。
そのため、散歩をする彼をよく見かけた。

記憶違いはあるかもしれないが、私の記憶では缶ピースをいつも持ち歩いていた。
当時は歩きタバコが咎められる時代でもなかったので、散歩中にプカプカやっている彼を良く目にしたと思う。
貨物用に特別に作らせた、自転車の荷台に載る私に祖父は教えてくれた。
祖父「このオッチャンは作家さんでな、すごいオッチャンなんやで~」
私「そうなんや~面白い本書いてんのん?」

当時は無邪気にも言い放っていた。
その凄さを実感するのは、彼も亡くなってしまった、10年経った頃であったが…。

当時、既に「竜馬がゆく」は世の中にあり、世間的にも坂本龍馬といえば幕末のヒーローの一人だった。
しかしながら、祖父はこう言っていた。
「坂本龍馬ってな~。今は有名やん?お前でも知ってるやろ?でもな、あのオッサンが有名にしたんやで。すごいやろ~?」
やはり当時は良く分からなかったが、祖父が余りに凄い凄いと言うので、読んでみようと思った。

当時、家に帰って驚愕することになる。
我が家は廊下の壁に大きな書棚があるのだが、そこには多くの彼の小説があった。
どうやら本の虫である父方の祖父が大好きなようで、良く集めていたようだ。
ちなみに、それらは今も多く、我が家に残っている。

その時の奈良の祖父と東大阪の祖父が同じくして言う、
「司馬遼太郎はすごい」
という言葉が未だに印象的である。

今も龍馬のイメージの元は「竜馬がゆく」であると感じることは多い。
だからこそ、思う。
司馬遼太郎の本を、一度読んでみてほしい。
私の祖父二人が好きな司馬遼太郎の本を。

ちなみに私がタバコを止める前、ずっとやっていたのは缶ピースであった。
もちろん、彼の影響であるところは大きい。

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