ノーベル賞を取ったような人が、スパコン話をぶり返すので。

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仕事上、多くの学者さんと仕事をする。
相手の名刺の肩書きには、「理学博士」というおまけが付いていることが多い。
学者さんは自分の見える範囲においては圧倒的な知見がある。

しかし、彼らは「身の回りの物にかかるコスト」には気が付いていても、
「彼ら自身にかかっているコスト」、「彼らが備品として使っている物のコスト」には無頓着な事が多い。
その主たる内容を、最近も偉い人が声高に仰っていたので再明記。

「2位じゃだめか、は愚問」ノーベル賞・鈴木さん、蓮舫氏発言をバッサリ – MSN産経ニュース

僕が以前に書いたのが
日本のスパコンはどこへいくのか。

僕が書いたののしっかり書かれたのが
スパコン予算を復活させる条件 – Mutteraway 時事問題 を語るブログ

ちなみにスパコンてのは
スーパーコンピュータ – Wikipedia

世界のスパコンは
TOP500 Supercomputing Sites

世界のスパコンの半分はアメリカにあり、ノーベル賞の半分以上はアメリカ人が取っている。
それらがスパコンだけによって得られたものではないが、所有しているというだけでも体制の違いが明確である。

スパコンはインフラのような物であり、あるべきで話を進めるべき物の一つと思う。
しかしながら、地球シミュレータみたいな独自チップでベクトル型みたいなのは時代遅れなのは明確。
こんなところにまでガラパゴス化していると、それこそ世界に後れを取るよね。

最速のスパコンのCPUは6コアOpteronを一杯つなげた奴。
ちなみに現在アジア最速は中国の物。
中国のはIntelのとNvidiaのとの複合技。
CUDAは今年の流行なのかな?

さて、さすがに日本の識者でも分かる方々がおられるようで
東工大の新型スパコン “格安”なのに「世界一」  :日本経済新聞
という話が春にあった。

ちなみに、日本の次世代スパコンは2009年度概算要求だけで267億円とのことであるわけで、
つまり東工大のTSUBAME 2.0が、この年だけで8セットも買えると言うことになる。
スパコンはたくさんあって良いと思うんだけど、こういう予算の使い方をするべきであるのは明確。

日本の次世代(笑)スパコンは
次世代スパコン「京」初号機、神戸に到着 – MSN産経ニュース
1京回の実行速度というと10 PFLOPSということになると思うんだけど、それってアメリカでも既に狙われているスペックよね。
IBM Sequoia – Wikipediaなんて来年に20 PFLOPSの予定だし。
TSUBAMEの8セット分が一瞬にして抜かれるわけよね。

科学者も、スパコン業者も、もっと考えて欲しい。
トップを目指すのは予算ではない。
目指すは性能と使いやすい環境であるわけで、
それを如何に安い予算で作り上げるかにかかっているはず。

加えて、科学者と業者は税金でスパコン作られることの重さを考えるべきである。
スパコンが無くとも、私たちの生活に支障はない。(もちろん今後は影響するだろうが)
スパコンを使用した結果、彼らがどれだけ収益を上げるかも分からない。
だから、彼らの私費で作られていない以上、無駄金は許されないはず。

今までは先行投資だと無駄遣いも結構出来たかもしれないが、
今後を鑑みると、日本には無駄遣いしているだけの余裕はあまりないと思うが。

はてさて。

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